対米関係に圧力、深化へ取り組む=ドイツ首相

[ロイター] - ドイツのメルケル首相は、対米関係が「圧力にさらされている」と指摘する一方、必要不可欠として深化に向け取り組む方針を表明しました。

世界秩序をもたらす存在として、アメリカに頼ることはもはやできないとの認識も示しました。

記者会見でトランプ大統領との関係について問われると、「さまざまな価値や通常の枠組みが現時点で強い圧力にさらされていると言える」と指摘しました。「ただ、米大統領を含む大西洋をまたいだ関係は必要不可欠で、醸成していく」と述べました。

アメリカの輸入車関税の可能性について「世界中の多くの人々の繁栄に対する現実の脅威」と指摘しました。

対米交渉が物別れに終わって、WTO=世界貿易機関規則に適合する場合には、EU=欧州連合が対抗措置を講じることは可能ですが、「はるかに事態が悪化した場合の解決策」との認識も示しました。

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