米ロ首脳が会談へ=「最悪の関係」改善なるか

【時事通信社】トランプ米大統領は16日午後、フィンランドの首都ヘルシンキで、プーチン・ロシア大統領と会談します。

両首脳の直接会談は昨年7月のG20=20カ国・地域首脳会議以来約1年ぶりです。ロシアによる2016年米大統領選への介入をめぐり関係が冷え込む中、「冷戦後で最悪水準」と言われる米ロ関係を前進させられるか注目されます。

ホワイトハウスによりますと、両首脳は同日午後1時20分から1対1で会談し、同2時50分からは補佐官らを交えた拡大会合を実施します。同4時50分ごろに共同記者会見を行う見通しです。

ただ、両国政府が首脳会談開催で正式合意したのは約3週間前です。準備不足は否めず、具体的な成果を示すのは困難とみられます。

 トランプ氏は到着に先立ち、米CBSニュースのインタビューで「あまり期待せずに会談に臨む」と発言しました。ツイッターでは「いかに私が首脳会談で成功し、ロシアが過去の罪や悪行の償いとしてモスクワを差し出すと約束したとしても、結局は『それでも不十分だ』と批判を受けるだろう」と幾分投げやりに書き込みました。

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