おしゃべりタイム(3月22日)

2018年3月22日 | 10:00:00

(VOVWORLD) -リスナーの皆さんから寄せられたお便りを音楽と共にお送りするおしゃべりタイムの時間です。

ハーリスナーの皆さん、今日は、ハーです。

ソン今日は、ソンです。ハーさん、約２ヵ月ぶりですが、またベトナムの諺をご紹介しましょうか。

ハーはい、ぜひ！じゃ、日本語でいう「塵も積もれば山となる」と同じようなベトナムにも幾つもありますね。例えば、「Tích tiểu thành đại（テイック・ティエウ・タン・ダイ）」です。

ソン日本語にしますと、「Tích」は積む、「tiểu」は「小さい」、「thành」は～に成る、そして「đại」は「大きい」になります。

ハーつまり、小さなものを少しずつ積み重ねていけば、やがて大きなものになるという意味ですね。同じ意味を持つ他の諺「góp gió thành bão（ゴップ・ゾー・タン・バオ）」があります。これはですね、「góp」は集める、寄付する、「gió」は風、「thành」は～に成る、そして「bão」は嵐になります。

ソン直訳すると「風を集めれば嵐になる」という意味で、小事をおろそかにしてはならないという戒めですね。

ハーいかがでしょうか皆さん？正確なベトナム語は、日本語放送課のHPにそれぞれの諺がベトナム語表記、カタカナによる読み方、言葉の意味を十分に説明していますので、どうぞご覧くださいね。

ソンそれでは、お便りを続けます。始めに、東京都しながわ区の・いで・のりひこさんのメールです。

「お礼が遅れてしまいましたが、昨年は誕生日カード・年賀状等送っていただき、本当にありがとうございました。最近、日本でベトナムの方を見かけることが増えました。家から散歩に行ける範囲に、ベトナム人夫婦が経営するベトナム料理店が新しく開店していました。私の妻はベトナム料理が大好きなので、早速行ってみましたが、美味しかったです。番組で、ベトナム各地の名物料理を教えてください。」

ハーいでさん、メールありがとうございます。やはり、ベトナムの一般料理はあっさりとした味付けで、多くの外国人の味覚に合いますね。

ソンそうですね。南北に細長い国土であるべトナムではそれぞれの地方は、風土が異なったことで、独自の食文化がありますね。

ハーですから、ベトナム南北縦断の旅行を楽しむ観光客は、各地で親しまれてきた料理を味わうことができますね。私たちでさえも、国内旅行をする度に、その地方の郷土料理を味わいますよ。

ソン私もそうですよ。せっかですからね。さて、メールの中で、いでさんは、ベトナム各地の名物料理を知りたいというリクエストがあったので、ここで、北部、中部、南部の幾つかの代表的な料理をご紹介しましょうか、ハーさん？

ハーはい、ご紹介します。日本人の多くは「ベトナム料理といえば？」との問いに「フォー」と答えてきますね。

ソンフォーは米の粉、米粉でできた平たい麺です。スープは、チキンかビーフでとったものになります。そして、鶏肉が具になっているものがフォーガーで、牛肉がのっているのものがフォーボーと言います。

ブンタン( Bun thang)

ハー麺類について、フォーの次はブンタン( Bun thang) でしょうね。五目スープ麺です。スープは鶏の骨でとった薄味です。切り干し大根やシイタケ、干しエビ、ベトナムハム、スライスされた卵、鶏肉、香草など具をたくさんのせて、食べます。

ブン・チャー（BunCha）

ソン続いては、ブン・チャー（BunCha）というのは炭火で焼いた肉のことですね。ブンチャーは、炭火焼きの豚肉を米粉の麺のブンや野菜と混ぜ、ヌクマムベースのタレをつけて食べる庶民料理です。

ハーそれからは、豚の挽き肉や玉ねぎ、ニンジン、きくらげ、モヤシなどを具にして、ライスペーパで巻いて揚げた「揚げ春巻き（NemRan）」もありますね。

ソン続いて、中部の代表的な料理を紹介しましょう。日本人の観光客がよく訪れる観光スポットの一つであるホイアン旧市街の名物は「カオラウ（CaoLau）」です。この料理は、うどんのような太めのライスヌードルに醤油ベースの甘辛く味付けをしたタレに、ハーブや、焼き豚、揚げせんべいなどの具をよくかき混ぜてから食べます。

ハーまた、フエといえば名物の米粉のブンと牛肉を用いた料理「ブンボーフエ(Bun Bo Hue)」がありますね。レモングラスと赤唐辛子が効いた少し辛いスープに、米粉のブンや牛肉や豚足、ハームなどの具が入り、そこにお好みでたっぷりの野菜を入れて食べる料理です。

ソンそして、南部料理は北部と違って、蒸し暑い気候のため、砂糖やスパイスを多く用いた甘めで濃い味付けですね。

　生春巻き「ネム・クオン（Nem Cuốn）」

ハーそうですね、南部料理はハーブや生野菜をたっぷり使うのが特徴ですよ。例えば、茹でエビや豚肉、生野菜をライスペーパーで巻いて食べる「ネム・クオン（Nem Cuốn）」は、フォーとともにベトナム料理を代表するものとして外国でも広く知られていますよ。

ソンフォーの発祥地が北部であるのに対し、南部の誇る麺料理は「フーティウ（HuTieu）」ですよね。この料理は、フーティウという豚肉をメインに、海老や、卵などを合わせたスープで食べるコメ粉の麺料理です。

「バインセオ（Banh Xeo）」という日本のお好み焼きみたいの食べ物。

ハー次は、「バインセオ（Banh Xeo）」という日本のお好み焼きみたいの食べ物もありますね。この料理は米粉と卵を混ぜて焼いたパリパリの皮の中には、炒めたエビや、豚肉、もやしなどが入いって、これをさらにちぎり、野菜で一口大に巻いて食べます。

ソンいかがでしたか皆さん、以上のようにご紹介したベトナムの各地方の代表的料理は日本人の味覚に合うものでした。ベトナムの各地を旅行するならば、是非とも、それらの食べ物を食べ逃さないように。

ハーもちろん、他にも多くの料理がありますけどね。次に、福岡県岡垣町の・ほかむら・しゅうぞうさんから1月26日の消印で頂いたお便りです。

「ベトナムの声のスタッフの皆様、こんにちは。そちら、ハノイは桜は咲いていますか？こちら、福岡は、毎日、寒い日が続いています。さて、今年は、犬年ですが、ベトナムのペット事情を教えて下さい。猫と犬とではどちらがペットにする人が多いですか？」

ソン外村さん、お便りありがとうございます。日本は、まもなく花見のシーズンを迎えますね。ちなみに、去る3月10日にハノイ市内のホアビン公園で、ハノイ桜植樹というイベントが行われました。

ハーこれまでに、ハノイ市内のいたるところに桜の木が植樹されていましたが、ハノイと日本の気候条件が違うため、成長したものの、開花には至りませんでした。

ソンさて、ベトナムのペットの事情についてですが、この10年余りに、ペットの飼育は盛んに発展しています。特に、ペットを飼う若者の数がかなり増加しているようです。

ハーそうですね。昔から主に犬、猫がペットとして飼われてきましたが、最近は、トカゲ、ヘビなどの爬虫類や両生類、昆虫類が人気を集めるようになっています。

ソンでも、一般的なのは、依然として犬と猫ですね。犬をペットにする人の方が多いです。

ハー次に、神奈川県川崎市のおいかわ・かずあきさんからのメールをご紹介します。

「ベトナムの声放送日本語課の皆さん、こんにちは、

こちら日本ではここ数日、暖かい日が続き春めいてきました。桜の開花予報が発表されたので近所の公園に出かけ桜の蕾を見てみるとだいぶ膨らんできているのが確認できました。暑さ寒さも彼岸までと言われいるので、春分の日が来るのを心待ちにしております。日本では春分の日は祝日になるのですが、ベトナムでは何か特別なことがありますか？」