2003年のイラク戦争開始以降、現地で化学兵器を発見した駐留米軍の兵士らが有毒物質にさらされた規模を米政府が隠ぺいしようとしたとされる問題で、アメリカ国防総省高官は6日、兵士による被害報告数が、同省の当初発表を大幅に上回る600件以上に及ぶことを明らかにしました。
今月に入り、この問題について最初に報じたアメリカ新聞ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は一連の記事の中で、イラクでアメリカ軍兵士たちが劣化した化学兵器の処理にあたり、そのことについて口外しないよう指示されていたと報じました。
同紙が国防総省筋の情報として伝えたところによりますと、同省は化学物質にさらされた兵士の被害規模を把握できず、また化学物質への暴露によって負傷した可能性のある兵士を適切に追跡することも、治療機会を提供することもできていませんでした。