ケリー国務長官、今年末、越と米とのTPP交渉完了を望む
7日午後、ハノイで、ベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相とベトナムを訪問中のアメリカのケリー国務長官の共催による記者会見が行われました。ケリー国務長官はTPP=環太平洋経済連携協定の交渉の完了の見通しに関するインタビューに対し、「交渉には進歩があるものの残された問題点がある。今日、私たちはベトナムに関連する問題について討議した。他の国々に関しても問題点が残されているので、今年末TPP交渉が完了するように頑張っている」と明らかにしました。
人権問題に関して、ケリー国務長官は「ベトナムとアメリカが外交関係を正常化してから、この問題について、率直に意見を交換した」と述べました。ベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海問題に関して、ケリー国務長官は中国による埋め立て地などの「軍事化」に懸念を表明した上で、この海域での紛争を平和的措置で解決する必要性を強調しました。
一方、記者会見で、ファム・ビン・ミン副首相兼外相は「ベトナムは人権の保護を重視している。ベトナムは現在、人権促進のため、法律の完備に取り組んでいる。ベトナムはアメリカを含め、世界の多くの国々と人権対話を行っている。ベトナムは人権に関して相違点が残されている問題について、意見を交換する用意がある。」と述べました。
また、ミン副首相兼外相は「教育はベトナムとアメリカとの協力関係にとって重要な分野である。ベトナムはフルブライト大学ベトナム校がホーチミン市に設立されることに深い関心を寄せている。ベトナムはアメリカとの政治面での信頼醸成と両国の高級代表団の相互訪問を強化することを望んでいる」と述べました。