和平協定に署名したキール大統領(写真:AFP/TTXVN)
(NHK) 内戦状態が続いているアフリカの南スーダンで、26日までに紛争当事者が和平協定に署名しましたが、これまでも繰り返し停戦合意が破られてきただけに、和平が実現するのか予断を許さない情勢です。
南スーダンは、2011年に独立した世界で最も新しい国家ですが、おととし、民族間の対立を背景に武力衝突が起き、キール大統領を支持する勢力と副大統領だったマシャール氏を支持する勢力の間で激しい戦闘が繰り返されてきました。
長引く戦闘で、市民の虐殺や女性への暴行など、多くの人権侵害が報告されているほか、今も200万人以上が家を追われ、およそ460万人が深刻な食糧不足に直面しているということです。このため、国連が中心となって停戦を呼びかけ、アメリカも制裁も辞さない強い姿勢を示して圧力をかけたこともあって、先週、反政府勢力側が和平協定に署名したのに続いて、キール大統領も26日、署名を行いました。
ただ、キール大統領は署名するにあたって複数の条件をつけたとされているうえ、これまでも紛争当事者によって繰り返し停戦合意が破られてきただけに、和平が実現するのか予断を許さない情勢です。