“後発地震注意情報”千島海溝・日本海溝沿い地震の被害想定

(VOVWORLD) -「北海道・三陸沖後発地震注意情報」で想定されている千島海溝・日本海溝沿いの巨大地震が発生した場合、国がまとめた被害想定で、千葉県内でも、最大7メートルの津波が押し寄せ、死者の数は最大200人に上るとされています。
“後発地震注意情報”千島海溝・日本海溝沿い地震の被害想定 - ảnh 1(写真:Kyodo/ REUTERS)

国がまとめた千島海溝・日本海溝沿いの巨大地震のモデルでは、千葉県内で被害が大きくなりやすいのは、青森県の東方沖から千葉県の房総沖にかけての日本海溝沿いで起きる地震のケースです。

国の被害想定によりますと、千葉県内で予想される津波の高さは、いずれも最大で
▽旭市で7メートル、
▽銚子市で6メートル、
▽匝瑳市、山武市、いすみ市、横芝光町が5メートルなど、
▽大網白里市、勝浦市、館山市、九十九里町、白子町、一宮町、御宿町、長生村が4メートルとされています。

また、津波が到達する時間は最短で、
▽銚子市で54分、
▽勝浦市で57分など県内沿岸は1時間前後と予想されています。

例えば、日本海溝で夏の昼に起きた場合で、県内の死者は最大でおよそ200人、負傷者と要救助者はそれぞれ最大でおよそ100人にのぼるとされています。

全壊の建物被害はおよそ100棟、避難者の数は発災の翌日に最大で8900人にのぼるとされています。

国の被害想定では、
▽浸水域にいるすべての人が地震後速やかに避難を始めるとともに、
▽津波避難タワーやビルの活用などで、死者の数を国全体でおおむね8割減らすことができると指摘しています。(NHK)

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