米、ウクライナへの核兵器移転検討を否定 通常戦力で防衛強化
(VOVWORLD) -サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は1日、ウクライナへの核兵器移転は検討していないと述べました。
米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は先月、バイデン大統領が退任前にウクライナに核兵器を提供する可能性があると複数の西側当局者が示唆したと報じました。
この報道についてABCの番組で問われたサリバン氏は「そのようなことは検討していない」と否定しました。「われわれが行っているのはウクライナが効果的に防衛しロシアと戦えるよう、さまざまな通常戦力を増強することで、核戦力(を与えること)ではない」と述べました。
ウクライナは旧ソ連時代に配備された核兵器を1991年のソ連崩壊後に受け継ぎましたが、94年のブダペスト合意に基づき、米英ロによる安全保障の確約と引き換えにこれら兵器を放棄しました。(ロイター)