越米などの報道界、チョン書記長のアメリカ訪問を評価
ベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長によるアメリカ訪問はベトナムや、アメリカを初めとする各国の報道界の特別な注目を集めています。
6日付のベトナムの有力紙は揃って、この訪問についてニュースや、記事、論評などを掲載しました。ベトナム共産党機関紙「ニャンザン」は、「新段階を迎える越米関係」と題する社説を掲載し、その中で、「チョン書記長のアメリカ訪問は重要な出来事である。というのは、これはベトナム共産党書記長による初のアメリカ訪問だからである」と強調しました。
また、ベトナム人民軍機関紙「クアンドイニャンザン」は「歴史的な意義を持つ訪問」と題する社説の中で、「チョン書記長の訪問は、この20年間におけるベトナム・アメリカ関係の評定や、今後の発展方向、協力の強化、全面的パートナーシップの促進などにとって重要な意義を持つ」と報じています。
一方、アメリカのAP通信は記事を掲載し、その中で、「ベトナムとアメリカが関係を正常化させてからこの20年間、経済協力は両国関係の柱としての役割を果たしているが、今後も優先課題として見なされていく」とし、「アメリカ側はベトナムとの関係を新しい段階に押し上げたい意向がある。ベトナムはオバマ大統領のアジア外交と政治・経済政策におけるメインポイントとなる可能性がある」と伝えました。
さらに、フランスのAFP通信は、ベトナムとアメリカとの取引額が1995年の4億5100万ドルから2014年に350億ドルに増加したことを取り上げ、「現在、ベトナムはマレーシアとタイを乗り越え、東南アジア地域におけるアメリカの重要な貿易相手国となっている」と明らかにしました。同通信は、アメリカのアジア研究センターのワルター・ローマン教授の言葉を引用し、「両国間はまだ多くの差があるものの、チョン書記長の訪問を通じて両国関係が迅速に発展していることが見える」と伝えました。
イギリスのロイター通信もこの訪問について伝えています。「ベトナム党書記長は越米関係の転換点となるアメリカ訪問を行う」と題する記事のなかで、ロイター通信は、「最近行われてきたアメリカのマーチン・デンプシー統合参謀本部議長や、ジョン・ケリー国務長官、アシュトン・カーター国防長官のベトナム訪問は両国間の相互信頼の改善に寄与した」としています。
日本の朝日新聞もベトナムとアメリカとの関係に関する記事を掲載し、「両国は協力関係を強化していきたい」と強調しています。
さらに、中国や、タイ、シンガポール、フィリピン、カンボジアなどの新聞もチョン書記長のアメリカ訪問について伝えています。