ドンザン県の天の門の生態観光区での魚とり体験

雄大なチュオンソン山脈に抱かれたこの地では、地元の暮らしと結びついたユニークな観光体験が多くの観光客をひきつけています。

ダナン市からおよそ110キロ離れたクアンナム省西部の国境の町・タイザン県では、数百本の「遺産の木」として認定されたポムーの森、シャクナゲ林、希少なグリーンリムの森などが広がり、コトゥ族の独自文化が今も色濃く息づいています。
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数時間の登山の後、観光客は標高2000メートルの森林地帯に到着します。ここには、ベトナムの森林生態系の中でも最もユニークとされるシャクナゲの群生地があります。開花の季節には、真っ白な花々が森一帯を覆い、まるで自然の絨毯のような光景が広がります。また、テイザン県にある「中部にあるサパ」とも称されるクエ山の頂上では、日の出や雲海の絶景を楽しむことができます。

ドンザン県の天の門の生態観光区におけるゴックロンガラス橋

クアンナム省の国境地帯に位置するテイザン県に隣接するのはドンザン県です。ここには、「ドンザン県の天国の門」と呼ばれるエコツーリズムエリアがあり、中には、25本もの滝が連なる壮大な自然の景観がある、ベトナムで最も多くの天然の滝が存在する場所として知られています。
現場の音 
この地では、少数民族コトゥ族の伝統文化と結びついた多くの観光商品も開発されています。
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初めてこの観光地を訪れたダナン市在住のチャン・ティ・トゥさんは、その素朴な自然風景と文化の魅力に強く魅了されています。
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「特に感動したのは、地元の人々が森林を自分たちで守り続けていることです。そのほか、伝統的な祭りは私に印象深く残しています。“トゥントゥン・ダダ”の踊りは観光客を惹きつけるもので、私も何度も一緒に踊って、心が一つになれた気がしました。」
今年3月初旬、クアンナム省は「ホイアン ・ミーソン ・ ドンザンの天国の門の遺産のルート」という新たな観光開発回廊を正式に発表しました。この観光ルートは、建築・歴史・文化の美しさが見事に融合したもので、約100キロにわたる「一つの旅で三つの目的地」を巡る贅沢な旅程となっており、自然、人々、そしてクアンナム特有の文化の魅力を探検する素晴らしいものです。
クアンナム省党委員会のルオン・グエン・ミン・チエット委員長は「ホイアン ・ミーソン ・ ドンザンの天国の門の遺産のルート」はクアンナム省の観光回廊に初めて発表された観光商品で、県内観光を結ぶ主要ルートである。この観光回廊は、多様な観光商品の開発を推進し、1つまたは複数の観光ルートを通じて観光地同士をつなげていくことを目指していると明らかにし、次のように語りました。
（テープ）
「クアンナム省を国内外の旅行者や投資家にとって魅力的な目的地とするためには、長期的かつ戦略的な観光開発の方針、制度、プログラムの整備に加えて、国内外の組織の協力、地域間の連携、そして観光業に携わる企業の積極的な参加が不可欠です。」

クアンナム省ホイアン旧市街の夜間の風景

なお、昨年、クアンナム省を訪れた観光客の数は約800万人に達し、前年同期と比べて14％増となりました。2021年から2030年までのクアンナム省の開発計画、そして2050年を見据えたビジョンにおいて、観光産業はクアンナム省の社会経済成長を牽引する基盤産業と位置づけられています。かつての革命根拠地で、特有の観光商品を開発することは、クアンナムの魅力をさらに高め、より多くの観光客を惹きつけるでしょう。