(VOVWORLD) -この10年間、同市ではブオン・マー・トート空港の改修、ホーチミンルートの建設、テイグェン地方の病院の建設など多くの大規模なプロジェクトが実施されました。
ブオン・マー・トート市の中心地 |
中部高原地帯テイグエン地方にあるダクラック省の省都ブオン・マー・トート市の総面積は370平方キロメートルで、総人口は50万人、テイグェン地方の最も大きな都市です。ここには多数民族であるキン族の他、エデ族、クホー族、コトゥ族、ザライ族など多くの少数民族が居住しています。2030年の土地区画整理と2045年のビジョンにより、ブオン・マー・トート市はテイグェン地方の中心的都市となります。
この10年間、同市ではブオン・マー・トート空港の改修、ホーチミンルートの建設、テイグェン地方の病院の建設など多くの大規模なプロジェクトが実施されました。
これはブオン・マー・トート市を始め、テイグェン地方の経済発展に大きく貢献しています。これにより、ブオン・マー・トート市の経済成長率は年平均13%を超えています。
現在、ブオン・マー・トート市ではタンアン工業団地、ホアフー工業団地が建設された他、学校、総合病院の建設、都市開発計画が展開されています。同市の共産党委員会のトゥ・タイ・ザン委員長は次のように語りました。
(テープ)
「ブオン・マー・トート市は経済、社会など多くの分野において成果を収めました。経済が安定的に成長し、一人あたりの収入は日増しに増加しています。特に、工業が発展し、新農村づくり運動が第一段階を完成しました」
アコドホン村 |
ブオン・マー・トート市の中心地にはエデ族のアコドホン(Akô Dhông) 村があります。伝統的文化の維持、発展に関するブオン・マー・トート市の党委員会の決議を実施して、この村が観光経営を集中的に行っています。この村の長老によりますと「最も喜ばしいことは経済を発展させると共に、伝統的文化が依然として維持、保存されているということである」と明らかにし、次のように語っています。
(テープ)
「テイグェン地方に住む各少数民族はドラやシンバルを始めとする民族楽器、手織りなど伝統的文化の保存に努力しています。一方、政府は道路、学校、集会所の建設を支援してくれました。これにより、地元の人々の生活が日増しに改善されています」
ダクラック省はブオンマートート市をさらに発展させるため、恵まれた潜在力を活用しています。具体的に、同省は加工産業、クリーンエネルギー、生態観光を集中的に発展させる方向で経済構造の転換を強化すると共に,高速道路や鉄道の建設を行います。ダクラック省共産党委員会のブイ・バン・クオン委員長は次のように語りました。
(テープ)
「現在、ダクラック省での高速道路の建設計画の立案や土地区画整理などが進められています。私たちはブオン・マー・トート市をテイグェン地方の中心地にするため様々な対策をとっています」
ダクラック省の強い決意と効果的な対策により、今後、ブオン・マー・トート市が日増しに発展し、テイグェン地方の経済社会発展に寄与することが期待されています。