南部メコンデルタのカント市は親しみやすい人々がいるだけでなく、果樹園が多い地方としても有名です。カント市の果樹園を訪れると、観光客は清潔な空気を満喫できるだけでなく、自分の手で採ったばかりの果物や地元でとれた食材で作った料理を味わうこともできます。

バムサン果樹園に植えたランブータン

バムサン果樹園はカント市フォンディン県フォンディン町ニョンロック集落に位置し、カント市の中心地から西南へ約１０キロ離れたところにあります。昔から、バムサン果樹園は自然に恵まれた地方として知られてきました。

それはバムサン地区の気候が一年中涼しいので、この地に足を運ぶ観光客はリラックスした一時を過ごせるようになります。果樹園の所有者の一人チャン・バン・リェンさんは次のように語りました。

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「南部メコンデルタ地域にある他の果樹園では一種類の果物を中心的に植えますが、バムサン地区の果樹園には30～40種類もの果物が植えられます。そのため、ここには一年中、果物を収穫できます」

バムサン地区の果樹園にはジャクフルーツ、マンゴスチン、ドリアン、オレンジ、ランブータン、ランサット（別名：ボンボン）などが栽培されています。そのため、バムサン地区の果樹園は若者たちからお年寄りまで多くの観光客を引き寄せています。

外国人観光客が農業体験ツアーに参加する（写真：chudu24.com）

ここを訪れる観光客は果物を自分の手で採るだけでなく、魚獲りの体験もできます。果樹園を流れる運河には魚が養殖されるからです。魚を獲ってから、観光客はその魚を調理するため、果樹園の所有者に頼むことができます。南部ソクチャン省の観光客チャン・バン・ルオム( Tran Van Luom)さんは次のように語りました。

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「私は魚介と魚を発酵させた食材にした鍋料理に深い印象を持っています。この料理を食べた時、小さい時によく食べたものを連想したからです。その他、バナナの葉を包んだ魚の焼き物も美味しいです」

バムサン果樹園を訪れる際に、足が疲れた観光客は園内の木陰にかけられたハンモックに揺られながら、ゆったりと 昼寝を楽しむことができます。カント市の観光客フイン・ティ・メン( Huynh Thi Men) さんは次のように語りました。

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「都市部でいつも忙しい生活を送っている私はこの果樹園を訪れると気持ちが落ち着いてきます。そして、ここで美味しい昼食を食べました」

この2年、バムサン果樹園がホームステイを営む観光地として発展してきました。果樹園の中には南部メコンデルタ地域によく見かけられる藁葺きの家が建てられました。村には外国人観光客が自転車に乗って、村を一周したり、魚を獲ったり、自分で料理を作ったりする体験ができます。これらの体験は観光客に忘れがたい印象を与えることでしょう。