(VOVWORLD) - リスナーの皆さんから寄せられたお便りを音楽とともにお送りするおしゃべりタイムの時間です。
戦争映画「赤い雨」ポスター(写真:ĐPCC) |
ミン こんにちは、ミンです。
タオ こんにちは、タオです。
ミン ベトナム映画界から、注目のニュースが届いています。8月22日に公開された映画「赤い雨」が、公開からわずか2週間で興行収入を5513億ドン、日本円でおよそ30億円を突破し、ベトナム映画史上歴代1位の記録を更新しました。
タオ すごい快挙ですね。この作品は、1972年に中部クアンチ省の古城を守るため、兵士や市民が81日間にわたり戦った出来事を描いたものです。原作はチュー・ライ氏の小説で、監督はダン・タイ・フエン氏です。
ミン 公開から1週間で2000億ドンを超える興行収入を記録し、戦争映画としては過去最高となりました。映像の迫力だけでなく、当時の人々の勇気と犠牲を静かに、深く描いた点が観客の心を打ったのだと思います。
タオ 今回の大ヒットは、ベトナム映画の国際的な存在感を高める大きな一歩になるのではないでしょうか。日本でもいつか上映されることを願いたいですね。
ミン 本当にそうですね。ベトナムの映画界の発展とともに、さらに多くの優れた作品が世界に広がっていくことを期待しています。
旧ハウザン省(現在のカントー市)の夕暮れ時の風景(写真:Duy Khương/TTXVN) |
タオ それでは、ここでリスナーの皆さまからのお便りをご紹介しましょう。はじめに、福岡県北九州市のきのした・ひろみちさんからのお便りをご紹介します。
― ベトナムの声日本語課の皆様こんばんは。8月30日、夜9時のリクエスト音楽を12020kHzで拝聴しました。受信状態は良好でした。私のリクエストしたベトナム南部の民謡を流して頂きありがとうございます。三曲ともにメロディーが良く趣きがあり、ベトナムの美しい自然が目に浮かぶようでした。特にハウザン省のムクドリが良かったです。季節も少しずつですが秋が近づいてきました。ベトナムの秋の歌をリクエストします。よろしくお願いします。
ミン きのしたさん、お便りありがとうございます。8月30日・21時台のご受信が良好で、南部の民謡3曲を楽しんでいただけたとのこと、何より嬉しく思います。特にハウザン省の一曲へのご感想は制作の励みになります。
タオ 秋の歌のリクエストも承りました。ハノイの秋を描いた曲や中秋をテーマにした楽曲など、季節に合わせてご紹介できるよう準備いたします。どうぞお楽しみに。朝晩の気温差が出てくる頃ですので、どうぞご自愛ください。
炉畑遺跡(写真提供:ひらの・せいいち) |
ミン 次に、岐阜県みの市のひらの・せいいちさんからのお便りをご紹介します。
― ベトナムの声日本語放送の皆様、こんにちは。私の住んでいる美濃市は8月中旬になると雨の日が3日続きましたが、お盆を過ぎて再び暑さが戻って日中の最高気温は38度を観測し、家に居るとエアコンを使って横になってしまいます。しかし最近、朝と夜になると少し涼しくなったような気もしました。郡上市八幡町ではお盆には徹夜踊りが開催されます。私の母は早朝に散歩をしますが、先日近くの駅に列車が止まって浴衣姿の人が降りてきたので「徹夜踊りに行ったんだな」と言っていました。今年の夏、全国高校野球で岐阜県代表の県立岐阜商業高校が16年ぶりにベスト4に進出しました。特に準々決勝で今年の選抜で優勝した横浜高校に延長戦で勝った試合は地元だけではなく、公立高校の躍進ということもあって全国ニュースにも取り上げられて大きな話題になりました。準決勝、私は職場のテレビで気になったので見ていたら「途中で手が止まっている」と釘を刺されましたが、同じようにテレビを観ている人が多かったです。私の近所にも同校出身の人がいますが、今回の活躍を喜んでいました。貴国は来月9月2日は独立記念日に当たりますが、今年は80年という節目の年なのでハノイは式典の準備が進められているのでしょうか?番組の感想では23日の「リクエスト音楽」の時間を拝聴して、最近のハノイの様子の後にハノイの秋についての歌を3曲紹介していましたが、3曲とも日本語歌詞に紹介して頂けて良かったですし、どの歌もハノイに対する愛情が込められているような感じがしました。でも秋という季節があるのかは分かりませんが、何処か寂しさもあるような気もしました。同日は21時からの放送を受信しました。全体的に雑音・混信は余りなく良好に受信することが出来ました。それでは、今回はこの辺りで失礼します。さようなら。
タオ ひらのさん、お便りありがとうございます。美濃市の猛暑や郡上八幡の徹夜踊り、そして県立岐阜商の16年ぶりのベスト4進出、地元の熱気が伝わってきました。準々決勝の熱戦に思わず職場でも手が止まったとのお話、共感いたしました。
ミン 9月2日の独立記念日についてご質問いただきありがとうございました。今年は80周年を迎え、式典とパレードは多くの市民の声援に包まれて無事行われました。お心を寄せてくださり嬉しく拝見しました。
タオ 23日の「リクエスト音楽」も丁寧にお聴きくださりありがとうございます。ハノイの秋をテーマにした3曲のご感想、「どの歌にもハノイへの愛を感じた」とのお言葉は大きな励みになります。引き続き季節の曲とともに番組をお届けしてまいりますので、どうぞご自愛ください。
ホーチミン市の一角(写真:TTXVN) |
ミン 次に、タイ在住のいしぐろ・とものりさんからのお便りをご紹介します。
― 番組の中で、ベトナムが2008年に低所得国のグループから脱却したと放送されました。私は、2002年から2005年までホーチミン市に駐在していましたが、その時は未だ低所得国のグループであったのかと思うと、20年前の事を色々と思い出します。昨年、ホーチミン市を訪問しましたが、20年間の発展と同時に変わらない部分もあり、嬉しいような寂しいような気持ちでした。更に今後の20年で先進国入りを目指しているとの事、他の東南アジア各国が“中所得の罠”に陥っている中で、ベトナムがどのように発展していくのか楽しみです。
タオ いしぐろさん、お便りありがとうございます。2002~2005年のご駐在、そして昨年の再訪で感じられた「変わる部分」と「変わらない良さ」、とても共感いたしました。ベトナムは2008年ごろに低所得国を卒業し、現在は中所得国です。政府は2030年に上位中所得、2045年に高所得国を目指しています。
ミン 「中所得の罠」を避けるには、製造業の高度化や企業の技術力強化、人材投資、インフラやクリーンエネルギー整備が重要とされています。番組でも、こうした取り組みを引き続きお伝えしてまいります。
ラッパー・デン・ヴァウ(写真:Hồng Kiều/Vietnam+) |
タオ ホーチミン市の新しい姿や変わらない魅力についても、またぜひお聞かせください。今後ともご愛聴よろしくお願いいたします。次に、この日本語放送のホームページに寄せられたミカさんのコメントをご紹介します。
― ベトナムの日本で仕事をしている方に日本語のコミュニケーションの教室でベトナムのラッパーで歌詞が良いからおすすめと教えて貰いました。ラップだけど優しい感じで歌詞が今の日本というか昔の気持ちになる大切な事を伝えている歌手だなと思いました。
ミン ミカさん、ホームページへのあたたかいコメントありがとうございます。日本で働くベトナムの方から「やさしいラップ」を紹介されたとのこと、音楽が国や世代をつなぐ力を感じますね。
タオ ベトナムのヒップホップは、日常や故郷、家族への思いを丁寧に歌うアーティストも多く、歌詞のメッセージ性が特徴です。よろしければ、そのラッパーや曲名も教えてください。番組でのご紹介も検討いたします。今後ともおすすめの曲やご感想をお寄せください。
ミン 今週もたくさんの方からお便り、メッセージを頂きました。ありがとうございます。最後に、お名前だけでもご紹介させて頂きます。
・ 東京都しながわ区の・いで・のりひこ・さん
・ 神奈川県かわさき市の・おいかわ・かずあき・さん
・ 神奈川県横浜市の・でがわ・ひろし・さん
・ 岐阜県みの市の・ひらの・せいいち・さん
・ 広島県広島市の・やぎ・すすむ・さん
・ 福岡県北九州市の・きのした・ひろみち・さん
・ インドのSiddhartha Bhattacharjeeさん
・ インドのShivendu Paulさん
・ インドのNajimuddinさん
・ インドのAnand Mohan Bainさん
・ タイ在住の・いしぐろ・とものり・さん
それでは今日のおしゃべりタイムはこの辺で。来週またお聞きいただきましょう。