(VOVWORLD) - この10年間、枯れ葉剤被害者を支援するための国際的な資金調達は着実な成果を上げています。
10日、ハノイで行われた戦争中にアメリカ軍が使用した化学物質の後遺症の克服に関する党中央書記局指示の10年間の実施状況を総括する会議で、ベトナム枯れ葉剤被害者協会(VAVA)は、アメリカ議会が引き続き汚染処理と障害者支援の予算を維持していると明らかにしました。2023年に、アメリカ政府がベトナムの被害者支援の拡大に3000万ドルを追加しました。一方、ベルギー下院を含むヨーロッパのいくつかの議会でも、ベトナムの被害者を支持する決議が採択されています。
写真撮影:Le Dong/TTXVN |
ベトナム常駐アメリカ代表団のコートニー・ビール副大使は、戦争の後遺症の克服、とりわけ枯れ葉剤・ダイオキシン問題で、アメリカがVAVAや保健省、地方行政府と引き続き協力すると語りました。
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「5年前、アメリカ政府は、枯れ葉剤を散布されたベトナム各地方の障害者の支援に関する覚書を通じて、戦後の地雷・有害化学物質による被害克服国家指導委員会(701指導委員会)との正式な協力を開始しました。国防省傘下の国家化学・環境処理行動センター(NACCET)との協力を通じ、これまでに1万7000人以上の障害者とその家族を支援してきました。今年9月に、アメリカ大使館とNACCETが支援協定の第2次調整を締結し、2030年末まで期間を延長するとともに、上限額を3000万ドルに引き上げました」
会議では、VAVAの代表が、この10年間で被害者支援と資金調達活動が4兆2650億ドン(1億7000万ドル)を超えたと述べました。また、被害者の正義回復を求める国際的な運動も、党の外交方針に沿って粘り強く進められています。