村の長老ク・ブレップ氏:伝統工芸の継承と農村開発に尽力

(VOVWORLD) -ベトナム中部ラムドン省バオトゥアン村カラ・クロット集落に住む少数民族コホ族の長老、ク・ブレップさん(75歳)は、地元の生産活動の先駆者であるだけでなく、 コホ族伝統の竹編み細工の情熱的な職人として、また新農村建設の推進役として、住民から信頼されています。
村の長老ク・ブレップ氏:伝統工芸の継承と農村開発に尽力 - ảnh 1ブレップさん(左)

ブレップさんの器用な手先からは、竹を素材とした芸術的で堅牢な背負い籠や、ザルなどが生み出されます。これらの製品は、家庭用としてだけでなく、各地でも愛用されています。2024年、地元でコホ族向けの竹編み講習会が開催された際、彼は講師として約100人の住民に技術を伝承しました。

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「私は背負い籠、平らなカゴ、ザルなどあらゆる種類を編みます。注文に応じて販売することで、家計の足しにもなっています。現在は『竹編み協会』を立ち上げ、職人同士で切磋琢磨しながら、市場のニーズに合わせた精巧な製品づくりと販路拡大に取り組んでいます」
村の長老ク・ブレップ氏:伝統工芸の継承と農村開発に尽力 - ảnh 2ブレップさんが編んだ竹製の背負い籠

経済面でも、ブレップさんは村の模範となっています。彼は村でいち早く生産体制の刷新を決断し、5ヘクタールのコーヒー畑に最新の品種を導入しました。現在、年間12トンのコーヒー豆を収穫するほか、混植したドリアンやアボカドの販売による収入を得ています。また、2ヘクタールの水田からは年間約8トンのコメを収穫しています。

カラ・クロット集落の住民であるク・ブラオさんは次のように語っています。
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 「ブレップさんは生産活動のリーダーです。コーヒー栽培では肥料の施し方や病害虫対策など、科学技術を導入した最初の人です。そのライフスタイルから経済活動に至るまで、住民一同、深く尊敬しています」
さらに、ブレップさんは、村の道路拡張のため、自宅前の土地300平方メートルを自発的に提供しました。彼の行動に感銘を受けた住民たちも、公共施設の建設予定地や労働力を提供しました。
村の長老ク・ブレップ氏:伝統工芸の継承と農村開発に尽力 - ảnh 3

同集落在住のク・ブレオさんは次のように述べています。

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 「かつては、雨の日には泥濘、晴れの日には埃が舞い、農産物の運搬は非常に困難でした。現在はコンクリートの道が整備され、収穫したコーヒーや果物の流通が極めてスムーズになりました」
ブレップさんは、党の政策と国の法律の普及や地域内の紛争調停にも積極的に参加しています。バオトゥアン村行政当局の代表ク・フウさんは次のように述べています。
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「長老のブレップさんはコミュニティで非常に大きな影響力を持っています。新農村建設や生活用水供給システム建設の運動でも先頭に立つことにより、村の景観が見違えるほど美しくなりました。また、カトリック教会の評議会議長としても活躍されています。」
ク・ブレップさんは、その威信と才能、そして情熱によってコホ族の伝統を守り、カラ・クロット集落の姿を大きく変えました。彼は地域の精神的支柱として、また次世代の模範として、故郷の繁栄と平穏のために歩み続けています。

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