(VOVWORLD) -インド西部で12日、旅客機が墜落し乗客乗員241人が死亡した事故について、インドの航空当局は、飛行データなどを記録したブラックボックスを回収したと明らかにし、原因究明に向けた調査が前進するかが焦点です。
墜落したインド航空のボーイング787ドリームライナーの尾翼が建物に突き刺さっているのが確認された。(写真:
REUTERS/Amit Dave)
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インド西部グジャラート州のアーメダバードで12日、「エア・インディア」のアーメダバード発、イギリス・ロンドン近郊のガトウィック行きの旅客機が離陸直後に墜落し、乗客1人を除き、残る241人の乗客乗員が死亡しました。
また、旅客機の墜落現場は、地元の医科大学の学生寮や住宅などが建ち並ぶ市街地にあり、地上でも多くの死傷者が出ているとみられています。
一方、事故の原因は明らかになっておらず、インド政府は航空当局に対して徹底した調査を行うよう指示しています。
こうした中、インドのナイドゥ民間航空相は13日、SNSへの投稿で、現地の調査チームが、事故現場から飛行データなどを記録したブラックボックスを回収したと明らかにしました。その上で、「これは重要な進展で、今後の調査に大きく貢献するだろう」とコメントしています。(NHK)