エジプトで、3年前の民主化運動「アラブの春」によって退陣したムバラク元大統領が反政府デモの参加者の殺害を指示した罪などに問われた裁判で事実上の無罪判決が出されたことを受けて、判決を不服とする若者たちが抗議デモを行い、反発が広がっています。
ムバラク元大統領は、2011年の反政府デモによって辞任に追い込まれたあと、デモの参加者の殺害を指示した罪などに問われていましたが、エジプトの裁判所は29日、事実上の無罪判決を出しました。
地元のメディアによりますと、判決を不服とする若者などおよそ1000人が首都カイロで抗議デモを行ったほか、北部のアレクサンドリアやマンスーラでも抗議行動が行われ、反発が広がっています。また、ロイター通信やAFP通信によりますと、カイロの抗議デモでは参加者に向けて治安部隊が催涙ガスを発射して強制的に解散させ、治安部隊との衝突で死傷者も出ているということです。