( 写真:AP)
(NHK)エジプト東部のシナイ半島を拠点に活動し、過激派組織ISの支部を名乗る武装集団は、12日、インターネット上に「ISとの戦いに加わっているクロアチアの男を殺害した」という声明とともに、遺体とみられる写真を投稿しました。
エジプトでは先月22日、フランス企業の支社に勤める30歳のクロアチア人の男性が通勤途中に首都カイロ郊外で連れ去られたあと、武装集団が男性を拘束したとする映像を公開し、収監されている女性の囚人たちを釈放しなければ男性を殺害すると警告していました。
これまで、内戦が続くシリアなどでは、ISに拘束された外国人の映像が投稿されたあと殺害される事件が相次いでいますが、外国人が多く暮らすエジプトでこうした事件が起きたのは初めてです。12日、クロアチアの首都ザグレブで緊急の記者会見を行ったミラノビッチ首相は、「現段階では、情報が正しいかどうか100%言い切ることはできない」と述べ、関係機関で情報の確認を進めていることを明らかにしました。そのうえで「今後数日間で確認作業を終わらせることができるかどうか分からないが、よい状況ではない」とかたい表情で話しました。