アルバニージー氏（中央） （Alex Ellinghausen撮影）

労働党は一時は保守連合にリードを許したが、有権者の反トランプの波に乗り、選挙戦終盤に劇的な逆転劇を演じました。

同国の首相が続投するのは２０年ぶりとなっています。

保守連合のダットン自由党党首は自らの議席も失い、敗北を認めた。数日前のカナダ総選挙でも、保守党が一時リードしていたものの、トランプ大統領への反発が追い風となって与党が逆転勝利していました。

アルバニージー氏は労働党の集会で勝利を宣言し、同党が多数派政権を樹立すると表明し、「われわれはどこかの国に物乞いしたり、借りたり、真似したりする必要はない。われわれの価値観と国民の中にこそ、インスピレーションを見出すことができる」と語りました。

選挙管理委員会によりますと、労働党は下院１５０議席中８０議席を獲得する見込みです。

保守連合のダットン氏が掲げた政策を巡っては、トランプ氏と実業家イーロン・マスク氏の「政府効率化省（ＤＯＧＥ）」を模倣したものが含まれているとの指摘が多く、支持率低迷の一因となっているとのことです。