ガザ地区「犠牲祭」入るもイスラエル軍の攻撃続く 30人超死亡
(VOVWORLD) -パレスチナのガザ地区では6日、イスラム教の重要な宗教行事「犠牲祭」の休日に入りましたがイスラエル軍の攻撃が続いていて、アラブメディアは1日で30人以上が死亡したと伝えています。
(写真:ロイター) |
ガザ地区では6日、イスラム教の重要な宗教行事「犠牲祭」の休日に入り、現地では、破壊されたモスクで祈りをささげる人などの姿が見られました。
ただ、イスラエル軍はガザ地区への攻撃を続けていて、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは6日だけで少なくとも34人が死亡したと伝えました。
一方、5月27日からガザ地区で食料の配給を行うアメリカが主導する「ガザ人道財団」は6日、配給場所で過度の混雑が発生しているためだとして、今後の配給を停止すると発表しました。
配給場所の周辺では、ガザ地区の地元当局がイスラエル軍による攻撃で6日も住民8人が死亡したと発表するなど、配給を求めて集まった住民の犠牲が相次いでいます。
イスラエル軍はこれまで配給場所の周辺で軍の兵士に近づいた住民に警告射撃を行ったなどと説明していますが、安全を確保し、配給を再開できるかが課題となっています。(NHK)