「キム・トアン - ジャーナリスト - 戦士」映画公開

(VOVWORLD) - ベトナムで、伝説的なジャーナリストを描いたドキュメンタリー映画が公開されました。
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6月15日、ハノイで「キム・トアン - ジャーナリスト - 戦士」の公開式典が開催されました。これは、今週21日に迎えるベトナム革命報道の日100周年を記念して制作された作品です。

1940年生まれのキム・トアン氏は、1960年に新聞記者となり、ベトナム戦争中の1965年には南部戦線に志願従軍しました。解放新聞の戦場記者として、文字通り「銃とペン」の両方を手に活動した人物です。戦後は新聞社の編集長やジャーナリスト協会の要職を歴任しました。

ベトナムジャーナリスト協会のレ・クオック・ミン会長は公開式で次のように述べました。

(テープ)

「ベトナムのジャーナリズムは1925年の『青年』紙創刊から100年の歩みを重ねてきました。独立闘争から国家建設まで、常に民族と共に歩んできた歴史があります。この映画はキム・トアン氏の功績を称えるとともに、ベトナムジャーナリズムの輝かしい歴史を振り返る機会となります。そして現在と未来のジャーナリストたちが、職業への誇りと責任感を新たにする場でもあるのです」

映画は国営テレビなどで放映されるほか、ベトナム報道博物館でも特別展示が行われています。戦場ジャーナリストの実像を通して、激動の現代史を描いた作品として注目されています。

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