
サン国家主席
5月9日の大祖国戦争勝利70周年記念式典への参列を機にロシアを公式訪問中のベトナムのチュオン・タン・サン国家主席はロシアの一流通信社の取材に応え、この勝利の意義とベトナム・ロシアとの関係について触れました。
サン主席は「ベトナムをはじめ、世界各国の国民は常にソ連の国民と赤軍の大きな犠牲を記憶している。ベトナム国民は「水を飲む時、井戸を掘ってくれた人の恩を思う」という美意識を掲げ、ソ連、中でもロシア国民の犠牲を永遠に忘れられない」と強調しました。また、サン主席は「対ナチス戦争勝利は世界歴史に新たな1ページを開き、ベトナムを含め、アジア・アフリカ・ラテンアメリカ諸国の独立を勝ち取る闘争を鼓舞するものとなった」との見解を示しました。
一方、ベトナムとロシアとの関係に関して、これまで、両国関係はあらゆる分野で大きな発展を遂げてきた。ロシアは常にベトナムの重要な貿易相手国である。この十年間、両国の商取引額は7倍増にあたる4億ドルから27億ドルを超えている。2020年をめどにこの数字を100億ドルに引き上げるよう取り組んでおる」と明らかにした他、両国の戦略的かつ全面的パートナー関係は良好に発展しているとの確信を表明しました。
さらに、ベトナム東部海域(南シナ海)問題に関し、「ベトナムは同海域の平和、安定、安全保障、航行の自由の確保を重視し、国際法、中でも1982年国連海洋法条約に従って、平和的措置で紛争を解決するという立場を堅持すると強調しています。そして、ロシアに対し、ベトナムとの関係の強化、拡大を継続し、東部海域の平和、安定、安全保障に貢献するとの希望を示しました。