(VOVWORLD) - 24日午前、ハノイにある郵政通信技術学院で、ファム・ミン・チン首相は「全国イノベーション・DX=デジタルトランスフォーメーション競争運動」の開始を宣言しました。
郵政通信技術学院の学生 チン首相を歓迎 |
式典で、演説に立ったチン首相は、「この運動が重要な意義を持つものであり、科学技術開発、イノベーション、そして国家デジタルトランスフォーメーションを突破口とする党中央委員会決議57号を具体化し、現実に落とし込むためのものである」と強調しました。
また、現代において科学技術、イノベーション、デジタルトランスフォーメーションは時代の必然的な潮流であるだけでなく、困難と試練を乗り越え、チャンスをつかみ、独立・自立した強靭な経済、文明的かつ現代的な社会を構築し、ベトナムを世界の強国と肩を並べる国へと導くための唯一の道であるとしています。
(テープ)
「2030年までに、ベトナムの科学技術およびイノベーション分野における実力と水準を多くの重要分野で先進国並みに引き上げ、高中所得国の中でトップグループに入ることを目指します。デジタル経済の規模はGDP=国内総生産の少なくとも30%に達し、国民および企業によるオンライン公共サービスの利用率は80%以上となるという目標が掲げられています。また、デジタル技術インフラについては、先進国に匹敵する高度かつ現代的で、超大容量・超高速通信システムの実現を狙っています」
同日午前、郵政通信技術学院を訪問した際、チン首相は、同学院に対し、「国家、学校、科学者、企業、投資家という4者の連携を推進すること」、「イノベーション、デジタルトランスフォーメーション、科学研究において先駆的な存在となること」、「人材育成やユニコーン企業の創出を目指すこと」、「自律的な運営、研究成果の商業化を進めること」、「そして、自らの限界を乗り越える挑戦的な精神を持ち続けること」など、いわゆる『5つの先駆的役割』を果たすよう求めました。