ブイ・タイン・ソン副首相兼外相（左）とジャン＝ノエル・バロ ヨーロッパ・外務大臣

会見でソン副首相は、フランスがUNOC3の周到な準備に感謝の意を表明するとともに、地域および世界における平和、安定、協力、発展への貢献するため、現在の非伝統的な安全保障上の課題への対応に向けたフランスの取り組みを支持する考えを明らかにしました。
一方、バロ外相は、フランスがASEANとフランスのインド太平洋戦略に重要な役割を担っているベトナムとの関係を重視していると強調するとともに、両国の「戦略的な包括的パートナーシップ」の深化と実質的な協力の拡大のため、両国関係をさらに強化する意向を表明しました。
この機に、双方は、ともに関心を持っている地域と国際情勢について意見交換を行い、国連を中心とした多国間主義の重要性を改めて強調しました。さらに、1982年の国連海洋法条約が海洋に関するあらゆる活動と協力のための包括的な法的枠組みであることを確認するとともに、地域の平和と安定、航行および飛行の自由の確保、そして国際法に基づく平和的な紛争解決へのコミットメントを明らかにしました。