２０日、首都コロンボで、ハイ国会副議長は、スリランカのハリニ・アマラスリヤ首相やジャガト・ウィクラマラトネ国会議長と個別会見を行ったほか、リズヴィ・サリフスリランカ国会副議長と会談しました。

ハイ副議長とアマラスリヤ首相との会見

ハイ副議長とアマラスリヤ首相との会見で、両国の代表は両国間の取引総額を早期に10億米ドルに増やすため経済、貿易、投資の協力をさらに強化すること、自由貿易協定の締結交渉を早急に開始すること、文化交流、貿易、観光の促進、それぞれの国の強みや潜在能力を最大限に活用するため直行便の開設を推進することなどで一致しました。

ハイ副議長とウィクラマラトネ国会議長との会見

また、ハイ副議長とウィクラマラトネ国会議長との会見で、双方は両国の国会機関がデジタル経済とデジタル社会の発展に向けた法制度の整備に関する経験の共有、協力強化を行う必要があることで一致しました。そのほか、双方は遠隔地や少数民族居住地の発展、環境保護、持続可能な発展に向けた政策策定についても意見交換を行いました。

ハイ副議長とサリフ国会副議長との会談

ハイ副議長とサリフ国会副議長との会談で、双方が「今は両国関係を新しい発展段階に押し上げるいいタイミングである」とのことで一致しました。ハイ副議長は、双方が企業間対話のチャンネルの開設、貿易・投資促進活動の拡大、2024年～2026年までの農業協力計画、および水産業協力計画の立案などを提案しました。

一方、スリランカ国会副議長は、ベトナムの農業経験を学びたいと述べたほか、スリランカへのベトナムの輸出拡大計画を歓迎し、インフラ、農産物加工、水産物生産、ロジスティクスなどの分野におけるベトナム企業のスリランカへの投資に有利な条件を整えることを約束しました。