ベトナム国会 憲法改正を可決

(VOVWORLD) - 16日、ハノイで開催された第15期国会第9回会議で、2013年に制定された現行憲法の一部改正案が可決されました。同時に、地方政府組織法の改正案も承認されています。
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今回の憲法改正で最も注目されるのは、行政組織の大幅な見直しです。これまでの3級制から2級制に変更され、省や中央直轄市と、その下の行政単位という構成になります。また、国会が設立する特別行政経済単位も新たに規定されました。

チャン・タイン・マン国会議長は次のように強調しました。

(テープ)

「今回の憲法改正は、国民各層が参加する幅広い政治活動となりました。草案は分科会討議と本会議での3回の審議を経て、慎重かつ真剣に検討されました。規定に従った手続きを踏み、国民の多様な意見を取り入れながら進められたこの歴史的な瞬間に、国会議員一人ひとりが責任を持って臨んだと言えるでしょう」

同時に可決された地方政府組織法の改正案は、現代的な地方統治を目指すものです。各地方の資源を有効活用し、持続可能な成長を実現するための革新的な考え方が盛り込まれています。この法律により、ベトナム初となる2級地方政府制度の法的基盤が整うことになります。

改正憲法は即日発効し、新しい2級地方政府制度は来月7月1日から正式にスタートします。これにより、ベトナムの地方行政は効率化が図られ、持続可能な成長に向けた基盤整備が進むことが期待されています。

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