また、ホーチミン市が東南アジアのスタートアップ・エコシステム上位5都市に入るのは今回が初めてです。これで、同市は4年連続で世界ランキングを上昇させたことになります。

StartupBlinkは、ホーチミン市について「ベトナムで最も活気に満ちたスタートアップ拠点」と評価しており、特にフィンテック分野の成長が著しく、ブロックチェーン分野では世界トップ30入りを果たし、東南アジアでは第2位となっています。

また、ホーチミン市はインフラの整備を進め、スタートアップ・コミュニティが活発に活動する中で、アジア地域において注目される存在になりつつあると指摘しています。

市当局の積極的な支援や、ビジネス環境の着実な改善が、同市の成長を後押ししているということです。

StartupBlinkの報告書によりますと、ベトナム中部のダナン市も著しい躍進を見せており、前回から130ランク上昇して、世界766位に浮上しました。

ダナン市はまた、2025年版の「世界スタートアップ・エコシステム・ランキング」発表に伴って、開催されたオンライン会議で、世界の注目すべき12のスタートアップ都市の一つとして選ばれ、エコシステムの取り組みを紹介しました。2025年、ダナンは世界でも最も注目されるスタートアップ都市の一つと位置づけられています。

StartupBlinkのランキングは、世界的に信頼されている評価指標であり、スタートアップの数、支援インフラ（インキュベーター、投資ファンド、コワーキングスペースなど）の質と規模、グローバルなつながり、地域政策、そしてイノベーション能力などの観点から、エコシステムの成熟度を数値化しています。