(写真:AP)
アメリカ国務省は、去年1年間に世界で起きたテロによる犠牲者が3万2000人を超え、前の年よりも80%余り増えたと発表し、過激派組織IS=イスラミックステートをはじめとしたテロ組織を抑え込むため、各国との協力を強化する必要性を強調しました。
アメリカ国務省は19日、去年1年間に世界で起きたテロに関する報告書を発表しました。
それによりますと、去年1年間に世界で起きたテロの件数は1万3463件で、前の年より35%増えたということです。
そして、テロによる犠牲者の数は3万2727人に上り、81%増えたとしています。
犠牲者が大幅に増加した理由として、国務省は、1度に100人以上が死亡する大規模なテロ攻撃がおととしは2件だったのに対し、去年は20件に上ったことなどを挙げています。
また報告書では、過激派組織ISが「イラクとシリアで空前の広い地域を制圧した」として、ISの脅威に強い懸念を示しています。
報告書を取りまとめたアメリカ国務省のケイダナウ・テロ対策調整官は、記者会見で「パートナーとして各国と協力を強化することはIS対策のためだけではない」と述べ、世界各地のテロ組織を抑え込むため各国との協力を強化する必要性を強調しました。