原油先物下落、米中関税合意受けた2週間ぶり高値から軟化
(VOVWORLD) -３日序盤の原油先物市場は下落しています。
 （写真：ロイター） |
米国と中国が関税を一時的に削減することで合意し、両国の貿易戦争が終息に向かうとの楽観的な見方が広がったことから、前日は２週間ぶりの高値を付けていました。
米国と中国は１２日、両国の貿易問題を巡り１０─１１日にスイスのジュネーブで行ったで、相互に発動した関税率を１１５％ポイント引き下げることで合意したと発表しました。
これを受けて１２日の米株価やドル、原油価格は急上昇しました。しかし、中国の対米貿易黒字や、合成麻薬「フェンタニル」流入問題など、貿易戦争の根本的な要因とされる問題は解消されていません。
００１１ ＧＭＴ（日本時間午前９時１１分）時点で、北海ブレント先物は０．１４ドル（０.２％）安の１バレル＝６４．８２ドルとなりました。米ＷＴＩ先物は０．１３ドル（０．２％）安の６１．８２ドルです。前日はいずれも約１．５％上昇し、清算値は４月２８日以来の高値を記録していました。（ロイター）