記者会見の様子（写真：VGP）

29日、ハノイで、国家主席府は公安省、最高人民裁判所、外務省および関係機関と共同で、南部解放・国家統一50周年記念日にあたり行われる2025年の特赦に関する国家主席の決定を発表する記者会見を開催しました。今回の恩赦は、8000人以上の受刑者を対象としています。

国家主席府のファム・タイン・ハー副主任（写真：VGP）

記者会見で、国家主席府のファム・タイン・ハー副主任は「2025年の特赦は、受刑者に対するベトナム共産党と政府の寛容な政策、およびベトナムの人道主義的伝統を再確認するものである。これは受刑者に悔い改めの機会を与え、社会に貢献できる人間へと更生することを奨励するものでもある」と明らかにしました。また、ハー副主任は「今回の特赦は法律に基づいた公平かつ透明で厳格な審査を経て決定されたものである」と述べ、次のように語りました。

（テープ）
「公安省の報告によれば、過去に特赦を受けた多くの受刑者が誠実に更生し、社会復帰を果たし、中には安定した生活を送り、社会活動に積極的に参加している者もいます。そのため、この機に、党組織、行政機関、祖国戦線、社会団体、そしてすべての国民が、今回の特赦の対象者の社会復帰に有利な条件を提示するよう提案します」
なお、今回の特赦の対象者8000人の中には、外国人受刑者25人も含まれています。