朝鮮 巡航ミサイル数発を日本海に向けて発射 韓国軍が発表
(VOVWORLD) - 韓国軍は、朝鮮民主主義人民共和国が22日午前、巡航ミサイルを数発、日本海に向けて発射したと発表しました。
2025年5月8日、朝鮮で行われたミサイル発射の様子(写真:KCNA via REUTERS) |
韓国軍合同参謀本部によりますと、朝鮮は22日午前9時ごろ、東部のハムギョン(咸鏡)南道ソンドク(宣徳)付近から巡航ミサイルを数発、日本海に向けて発射したということです。飛行距離や落下地点などの詳細については明らかにされていません。
朝鮮はこれまでも巡航ミサイルの発射を繰り返していて、ことし1月と2月には実験や訓練として発射したほか、先月には駆逐艦から巡航ミサイルを発射する実験を行ったと発表しています。
巡航ミサイルは、だ円や8の字を描くような軌道で低空を長時間飛行することが可能とされ、専門家は迎撃が難しいと指摘しています。
一方、朝鮮は22日朝、国営メディアを通じて、21日に行われた新たな駆逐艦の進水式で重大な事故が発生し、進水に失敗したと伝えました。
今回の巡航ミサイル発射について、韓国メディアは韓国政府関係者の話として「朝鮮がミサイル戦力を安定的に運用できることを誇示し、進水式の失敗を挽回しようという意図があるとみられる」と報じています。(NHK)