半世紀以上にわたって国交を断絶し、対立を続けてきたアメリカとキューバの初めての国交正常化交渉は、22日まで2日間の日程でキューバの首都ハバナで行われました。
2日目の協議はおよそ7時間にわたって行われ、アメリカ側が数か月以内の実現を目指している大使館の再開については、具体的な時期は決まらず、引き続き調整を進めることで一致しました。
ま た協議では、アメリカが、キューバに対して人権問題を改善し、表現や集会の自由を守るよう強く求めたのに対し、キューバは、国交正常化のためにはアメリカ による経済制裁やテロ支援国家の指定の解除が不可欠だと強調しました。協議のあと、双方は声明を発表し、初の国交正常化交渉を建設的な協議だったと評価し ました。
しかし、キューバ外務省のビダル局長は人権問題を抱えるのはむしろアメリカだと反論し、アメリカのジェイコブソン国務次官補も人権の問題で「非常に大きな違いがある」と明らかにしました。
敵対関係を解消する歴史的な転換点を迎えた両国は、国交正常化に向けて前進することで一致しましたが、人権の問題で激しく対立しており、今後の交渉の行方に影響を与える可能性も出ています。