米、サウジに21兆円規模の武器売却へ トランプ大統領、巨額投資で合意

(VOVWORLD) - アメリカは、湾岸アラブ諸国の中でも親米的な立場を取るサウジアラビアの防衛力を強化することで、核開発を続けるイランへの包囲網を一層強化したい考えです。
米、サウジに21兆円規模の武器売却へ トランプ大統領、巨額投資で合意 - ảnh 12025年5月13日、サウジアラビア・リヤドでの会談にて、サウジアラビアのムハンマド皇太子(右から3人目)とアメリカのドナルド・トランプ大統領(左から2人目)(写真:AA/TTXVN)

アメリカのトランプ大統領は13日、国賓として訪問中のサウジアラビアのリヤドで、ムハンマド皇太子と会談し、対米投資など経済協力に向けた総額6000億ドル(日本円でおよそ88兆円)規模の合意文書に署名しました。このうち、武器売却はアメリカとサウジアラビアの間で過去最大となる1420億ドル(およそ21兆円)にのぼるということです。また、エネルギーや重要鉱物に関する分野でも合意が交わされました。

アメリカは、湾岸アラブ諸国の中でも親米的な立場を取るサウジアラビアの防衛力を強化することで、核開発を続けるイランへの包囲網を一層強化したい考えです。

「アメリカ第一」を掲げるトランプ大統領としては、巨額の取引を実現させることで、アメリカ国内向けに経済再建に取り組む姿勢を示す狙いもあるとみられます。

今回の中東訪問は、トランプ大統領にとって2期目で初めての本格的な外遊となり、このあとカタールやアラブ首長国連邦(UAE)も訪問する予定です。アメリカ政府は、これらの訪問を通じて、総額1兆ドル規模の合意を目指すとしています。(産経新聞)

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