経済成長へ向けた制度改革

(VOVWORLD) - 23日午前、第15期国会第9回会議が継続され、8%の経済成長目標達成に向けた制度改革について活発な議論が行われました。
経済成長へ向けた制度改革 - ảnh 1国会の分科会

国会議員らは各分科会で、2024年の経済計画の執行結果や、今年前半の経済状況について討論を行いました。

この中でファム・ミン・チン首相は、今年の8%成長目標の達成、そして将来的な2桁成長、2045年までの高所得先進国入りを実現するために、制度、インフラ、人的資源の3つの分野での戦略的なブレークスルーが必要だと強調しました。特に制度改革について、チン首相は次のように語りました。

(テープ)

「制度こそが最大のボトルネックとなっています。制度は資源であると同時に、 発展の原動力でもあります。しかし、制度はボトルネックにもなり得ます。党の決議 66号において、我々は今年中に社会経済発展のボトルネックを解消することを決意しました。制度は我々自身が作るものなので、今年中にこの制度面の障害を取り除き、競争優位に変えていく必要があります。そのためには、国会がこの制度改革を強力に後押ししなければなりません。」

また、党政治局が発布した科学技術・イノベーション、国際統合、法制度の構築・執行、民間経済発展に関する4つの重要決議についても言及されました。これらの決議がベトナムの経済成長を後押しすることが期待されています。

チャン・タイン・マン国会議長は、今後の方針として「政府は公共投資の強化、 デジタル変革の促進、輸出拡大による市場の多様化、社会保障の改善を進めていく必要がある」と提案しました。マン議長は次のように語りました。

(テープ)

「国会は政府と歩調を合わせ、経済の困難を真に解決するという要求に応えるべく、法制度改革を強力に推進してまいります。国会は非常に積極的かつ迅速に取り組んでいます。先日可決された2つの決議は、国会から非常に高い支持を得ることができました。今後の課題は、いかに組織的な実施を適切に行うかということであり、年後半の6ヵ月間で8%成長を達成しなければなりません。」

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