豪 アルバニージー新内閣が発足 米関税措置への対応など課題

(VOVWORLD) -オーストラリアで今月行われた総選挙で勝利した与党・労働党のアルバニージー首相の新しい内閣が13日、発足しました。今後、アメリカのトランプ政権の関税措置への対応などの課題に取り組むことになります。
豪 アルバニージー新内閣が発足 米関税措置への対応など課題 - ảnh 1(写真:ABC)

オーストラリアでは今月3日に総選挙が行われ、開票作業がまだ続いていますが、公共放送のABCは、アルバニージー首相が率いる労働党が議会下院150議席のうち過半数を大きく超える少なくとも93議席を獲得する見込みで、歴史的な大勝だと伝えています。


これを受けて13日、首都キャンベラでアルバニージー首相と閣僚の就任式が行われ、新しい内閣が発足しました。

マールズ副首相兼国防相やウォン外相などの主要閣僚は留任しました。

アルバニージー首相は、経済面では最大の貿易相手国である中国との結び付きを維持しつつ、安全保障面では日本やアメリカとの連携を重視しています。

今後もこうした姿勢を維持するとみられ、トランプ政権の関税措置による経済の先行き懸念など当面の課題に取り組むことになります。

アルバニージー首相は選挙後初めてとなる外国訪問でインドネシアを訪れ、14日、プラボウォ大統領と会談する予定です。

また、今月18日には、バチカンで開かれる新しいローマ教皇、レオ14世の就任を祝うミサに参加し、その際にEU=ヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長と会談してEUとの自由貿易協定の締結に向けた協議を行うとしています。(NHK)

ご感想

他の情報