ベトナムでは、夏になると、全国の学生たちが「青い夏」という青年ボランティア運動を行ないます。青年ボランティアたちは、山岳地帯や、貧困地域にある村落などで、道路や橋の建設、電力網の整備、環境衛生、住宅の改修など色々な活動に参加します。
中部高原地帯テイグェン地方ダクラク省クロンボン県にある遠隔地クプイ村では、現地住民を助けに来る青年ボランテイァの姿はお馴染みになっています。今年、ダクラク師範高等専門学校の青年ボランテイァたちは、ダクツオ村落とブラック村落に赴きました。学生レ・ティ・ラン・フォンさんは次のように語っています。
(テープ)
「私たちは14人います。3つのグループに分かれています。子どもに勉強を教えるグループ、労働を担当するグループ、そして、この2つのグループの食事を作るグループです。でも、運河の浚渫など環境衛生作業には皆で参加しました。」
1ヶ月にわたって、ダクラク省の青年ボランテイァたちは、子どもに勉強を教えたり、娯楽活動を行ったりする他、運河の浚渫、環境衛生、貧困世帯の家の改修工事などを行いました。その他、現地に住む革命功労者の元を訪れ、プレゼントをしました。
ダクツオ村落に住む復員軍人イソンホロンさんは次のように語っています。
(テープ)
「青年ボランテイァたちは色々なことを助けてくれたんです。例えば、子どもにバトミントンや歌などを教える他、高齢者の農民に対し、畑の草取り、環境衛生などを手伝ってあげました。青年たちは、熱心に助けてくれましたよ。これらは青年ボランティアの素晴らしい姿ですね。」
たった1ヶ月で、青年ボランティアが実現してきたことは、現地住民に深い印象を与えました。ダクラク省では、青年ボランティアたちは60チームに分かれて、およそ400回にわたって現地生徒8500人に勉強を教えた他、130回にわたって3500人の農民にコーヒー、胡椒、稲の栽培と手入れ方法を教えました。
ダクラク省の「青い夏」運動の指揮者ボ・バン・ズンさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「1ヶ月にわたって行われた青年ボランティア運動はかなり高い成果を収めました。それは先ず、生徒向けの夏期勉強会は数多くの生徒が集まりました。次は、私たちが主催した娯楽活動は数多くの青少年を集めたということです。その他、青年たちは農村部での道路の建設、運河の拡張、バレボール場の建設、傷病兵家庭の家の改修工事などにも積極的に参加しました。」
「青い夏」という夏の青年ボランティア活動に参加した青年たちは、創造性を活かすだけでなく、故郷に対する今日の青年の責任を示したいのです。今年の青年ボランティア活動は終わりましたが、学生たちにとって忘れがたい記憶になることでしょう。