「ベトナムフェスティバル岡山2025」のポスター(写真:主催者) |
ミン こんにちは、ミンです。
タオ こんにちは、タオです。
ミン タオさん、今週末、岡山市で「ベトナムフェスティバル岡山2025」が開催されるそうですね。
タオ はい。11月23日の日曜日、北区幸町の下石井公園で行われます。午前10時から午後6時まで、入場は無料とのことです。ベトナムの食や文化、伝統を丸ごと体験できる、見どころ満載のイベントなんですよ。
ミン 会場ではフォーやバインミー、ブンボーフエなど本格的なベトナム料理を味わえるほか、子ども向けの砂絵づくりや魚釣りゲームも楽しめるそうです。
タオ さらに、在大阪ベトナム総領事館が無料相談ブースを設置し、岡山県に住むベトナム人の生活サポートも行うそうです。文化だけでなく、交流や支援の場にもなっているのが素敵ですね。
ミン ステージでは、ベトナムのアーティストによるパフォーマンスや、竹のダンス、伝統衣装のショーなども予定されています。
タオ 特に注目なのは、フエ王宮の正門を再現した「世界遺産エリア」で、写真映えするスポットとして人気を集めそうです。
ミン 食べて、見て、体験して、ベトナムの魅力を五感で感じられる一日になりそうですね。お近くの方は、ぜひ足を運んでみてください。
竹筒で炊く「コム・ラム」(写真:CTV Nguyễn Thế Lượng/VOV.VN) |
タオ それでは、ここでリスナーの皆さまからのお便りをご紹介しましょう。はじめに、福岡県おかがき町のほかむら・ふみとさんからのお便りをご紹介します。
― ベトナムの声スタッフの皆様、そちらハノイは今年の秋の穀物やお米は、豊作でしたか?食料の安全保障が国内外で取りざたされる中、ベトナムの国は食料自給率が高い国の一つと思っています。ところでベトナムでもおにぎり文化はあるのでしょうか?
ミン ほかむらさん、お便りありがとうございます。ハノイではこの秋も各地で稲刈りが進み、新米の香りが広がっています。全国的にも主食のコメは安定して供給され、政府も輸出と国内需要のバランスを見ながら食料安全保障に取り組んでいます。
タオ ご質問の「おにぎり文化」ですが、ベトナムにも近い食文化があります。代表的なのは塩ごまや具を混ぜて握る「コム・ナム」で、葉に包んで携帯する素朴なごはんです。このほか竹筒で炊く「コム・ラム」や、朝食の定番おこわ「ソイ」なども、日本のおにぎりに通じる存在です。最近は都市部のコンビニで日本式おにぎりも見かけます。
ミン 季節の変わり目ですので、どうぞお体にお気をつけてお過ごしください。これからも番組へのご感想やリクエストをお待ちしております。
上から眺めたハロン湾(写真:VOV.VN) |
タオ 次に、兵庫県ひめじ市のラジオネームM4さんからのお便りをご紹介します。
― かなり寒い日が続くようになってきました。しかしながらハノイでも19度~22度程度の気温のようで、それなら最高気温は当地、姫路市と相違ないようでちなみに本日の姫路市は13度~22度でした。今日の番組でクアンニン省の取り組みが紹介されていましたが、ハロン湾に面した地域だったのを知り、それなら多くの観光客がやって来て当然でしょうし、2000万人を呼び込むのも全く机上の空論ではなさそうに思います。以前、1度だけですがハロン湾観光に訪れたことがありますが、その時も外国人観光客が多く驚きました。もちろん、ツアー参加だったので日本人観光客もいましたが、クルーズ船は混乗となっており、日本人は自分たち2名だけだったはずです。
ミン M4さん、お便りありがとうございます。ハノイも朝晩はひんやりし、日中は20度前後と過ごしやすい日が続いています。気温の幅は姫路市とよく似ていますね。
タオ クアンニン省は、ハロン湾という立地を生かし、観光とサービス産業の強化を進めています。2000万人規模の来訪を目標に、港や道路の整備、ナイトクルーズや博物館との連携企画など、受け入れ体制を広げているところです。
北部ソンラ省の日本式砂防ダム(写真:JICAベトナム事務所) |
ミン ハロン湾は季節や時間帯で景色が大きく変わりますので、次の機会には朝もやのクルーズや夜のライトアップもぜひ楽しんでみてください。これからも番組へのご感想をお待ちしております。次に、神奈川県かわさき市のおいかわ・かずあきさんからのコメントをご紹介します。
― 今日の「ベトナム 韓国 日本 緊密なパートナー」はベトナム、気候変動対策と水資源の活用で日本・韓国と協力についての紹介でした。レビューを述べさせていただきます。次のとおり、近年、ベトナムでは大雨による洪水や都市部での浸水、山間部での鉄砲水など、水害の深刻化が続いています。こうした課題に対し、日本とベトナムは長年にわたり築いてきた友好関係を基盤に、気候変動への対応と生活環境の改善に向けた協力を進めています。日本のODA(政府開発援助)によって、首都ハノイに建設されたイエンサー排水処理施設は、 1日最大27万立方メートルの排水処理能力を持ち、都市排水の半分以上を担う重要なインフラです。この施設は、都市の衛生環境を改善し、洪水リスクを軽減するだけでなく、ベトナムの都市計画における持続可能性の象徴とも言えます。山間部では鉄砲水や土砂災害のリスクが高まっており、日本は防災技術や経験を活かして、早期警戒システムや避難インフラの整備を支援しています。これにより、地域住民の安全確保と災害への強靭性が高まっています。ベトナム給排水協会が指摘する課題(資金不足、計画の不備、優先順位の低さ)に対し、日本は省エネ技術やデジタル化による効率化支援を通じて、計画から運営まで一貫性のある水資源管理の実現を後押ししています。日本とベトナムの協力は、単なる技術支援にとどまらず、両国の信頼と友情の証です。気候変動という地球規模の課題に対し、互いの強みを活かした連携は、持続可能な社会の構築に不可欠です。今後もこの協力関係を広げ、地域の安定と人々の生活向上に貢献することが、両国の未来をより豊かにする鍵となるでしょう。
タオ おいかわさん、丁寧なレビューをありがとうございます。ご指摘のとおり、近年のベトナムでは豪雨や都市浸水、山間部の土砂災害が課題となっており、日本のODAによるイエンサー排水処理施設は都市衛生の改善や浸水リスクの軽減に大きく寄与しています。
ミン また、防災分野では早期警戒システムや避難インフラの整備、運営面では省エネ技術やデジタル化を活用した水資源管理の効率化など、日本の強みを生かした協力が進んでいます。韓国とも沿岸防災や再生エネルギーで連携が広がり、気候変動への適応力が高まっています。
タオ これからも日韓との協力事例を分かりやすくお届けしてまいります。引き続き番組へのご感想をお待ちしております。
ミン 今週もたくさんの方からお便り、メッセージを頂きました。ありがとうございます。最後に、お名前だけでもご紹介させて頂きます。
・ 北海道いしかり市の・うえだ・ともはる・さん
・ 東京都せたがや区の・みやぎ・こうじ・さん
・ 東京都としま区の・おがさわら・たかし・さん
・ 東京都すぎなみ区の・よこた・ひでみ・さん
・ 東京都たま市の・たなか・さとし・さん
・ 神奈川県いせはら市の・なかむら・たかよし・さん
・ 神奈川県かわさき市の・おいかわ・かずあき・さん
・ 神奈川県横浜市の・えびづか・もとい・さん
・ 岐阜県みの市の・ひらの・せいいち・さん
・ 静岡県はままつ市の・とやま・よしひろ・さん
・ 愛知県名古屋市の・はっとり・たつあき・さん
・ 京都府京都市の・なかむら・けいすけ・さん
・ 愛媛県まつやま市の・こんどう・しんぺい・さん
・ 福岡県北九州市の・きのした・ひろみち・さん
・ 福岡県おかがき町の・ほかむら・ふみと・さん
・ 長崎県長崎市の・ふるかわ・はやと・さん
・ インドのSiddhartha Bhattacharjeeさん
・ インドのNajimuddinさん
・ インドのRatan Kumar Paulさん
それでは今日のおしゃべりタイムはこの辺で。来週またお聞きいただきましょう。
Chao cac ban