12日、シリアのアサド大統領はロシアの国営テレビのインタビューに応じ、日本時間の13日未明、ニュース専門チャンネルで、ロシア語の同時通訳付きで放送されました。

この中でアサド大統領は「信頼できるロシアのおかげで化学兵器禁止条約への加盟を決めることができた」と述べ、みずから化学兵器を国際管理下に置くというロシアの提案を受け入れる決断をしたことを明らかにしました。そのうえで「数日中に条約に加盟するための必要な手続きをとる」と述べました。ただ実際に化学兵器の備蓄に関する情報を国際機関に開示するとしても、条約に加盟してから1か月はかかるとの見通しを示しました。
これとは別に、アメリカのケリー国務長官とロシアのラブロフ外相による初日の協議は12日夜(日本時間の13日午前3時前)からジュネーブ市内のホテルで行われました。会談ではシリアのアサド政権の化学兵器を国際管理下に置くため、ロシアが示した案を巡って実現可能な案なのかどうかや具体的な進め方について話し合われたものとみられます。会談前の記者会見でラブロフ外相は、今回の会談を通じてアメリカによる軍事行動の回避につなげたいという期待を示したのに対し、ケリー国務長官は交渉を通して計画の実現可能性や検証方法などを詳細に詰める考えを明らかにしました。