アサンジ被告、有罪認め釈放へ ウィキリークス創設者
(VOVWORLD) -内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ被告(52)が米スパイ活動法違反の罪を週内に認め、拘束されている英国で釈放されオーストラリアに帰国できる見通しとなりました。
(写真:AFP) |
米領北マリアナ諸島の裁判所に提出された書類によりますと、アサンジ被告は、米国の国防に関する機密文書の入手・暴露で共謀したという1つの訴因について有罪を認めることに合意しました。
サイパン島の現地時間26日午前9時(日本時間同日午前8時)に開かれる審理で既に服した約5年の刑期を言い渡される見込みです。
ウィキリークスはXへの投稿で、アサンジ被告が英国の拘置施設から保釈され、航空機に搭乗したと明らかにしました。サイパン島での審理を経て豪州に帰国するといいます。
アサンジ被告の弁護士からは今のところコメントを得られていません。
ウィキリークスは2010年、アフガニスタンやイラクにおける米国の戦争に関する大量の米軍機密文書や外交公電を公開しました。アサンジ被告は機密文書公開を巡りトランプ前米政権時代に起訴されました。
これを受けて世界各地で支持者の反発が広がり、報道の自由を擁護する活動家らは言論の自由を脅かすとして起訴を非難してきました。(ロイター)