イスラエル大使館の開設式典に臨むラピド氏（左）＝al-monitor.com

イスラエル外務省のヤイル・ラピド大臣がアラブ首長国連邦を公式訪問し、イスラエル大使館の開設式に出席しました。

大使館開設後に発言したラピド大臣は、アラブ首長国連邦とイスラエルが昨年（2020年）結んだ国交正常化合意を成立させたのはイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ前首相であり、これを機にネタニヤフ前首相に感謝の意を表明すると述べました。

アブダビにおける大使館の開設は歴史的瞬間であると述べたラピド大臣は、「合意は首脳同士が結ぶが、平和は人々が実現する。今日我々がしていることは、この過程の終わりではなく、逆にその始まりである」と語りました。

ラピド大臣は、イスラエルはすべての近隣諸国との間の平和を望んでいると述べました。

大使館の開設式に、アラブ首長国連邦文化・青少年省のヌーラ・ビント・ムハンマド・アル・カアビー大臣も出席しました。

昨年アラブ首長国連邦との間で国交正常化合意が結ばれた後に同国を訪問したイスラエルの初の大臣であるラピド大臣は、2日間続く訪問の際に、在ドバイ・イスラエル総領事館の開設式も執り行います。（TRT）