イスラエルとレバノン両政府が停戦受け入れ バイデン大統領発表
(VOVWORLD) - イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘をめぐり、アメリカのバイデン大統領は26日、イスラエルとレバノン両政府が停戦を受け入れたと発表しました。
2024年11月15日、イスラエルの空爆後、レバノンの首都ベイルートから立ち上る煙(写真:THX/TTXVN) |
バイデン氏は26日、イスラエルとレバノン両政府がアメリカの停戦案を受け入れたと発表しました。停戦は、現地時間の27日午前4時から始まる予定で、今後60日間でイスラエルが徐々に残る部隊を撤退させるとしています。またバイデン氏は停戦を永続的なものにしたいと強調しました。
イスラエルは、26日の閣議で停戦案を承認しました。これに先立って、ネタニヤフ首相はテレビ演説をおこない、停戦に応じる理由として兵器などを補充してヒズボラの後ろ盾となっているイランの脅威に集中することや、イスラム組織ハマスを孤立させることなどを挙げました。
また、戦闘が続いていたイスラエル北部に「住民を安全に帰還させる」としています。その上で、ヒズボラによる停戦違反には「強力に対応する」とけん制しました。(日本テレビ)