「イスラム国」、イラク支配地域の4分の3失う イラク軍発表

【カイロ=飛田雅則】イラク軍は11日、過激派組織「イスラム国」(IS)が2014年夏に比べ支配地域を4分の3強失ったと発表しました。アメリカの空爆支援もありイラク軍は攻勢を強め、ISのイラク最大拠点であるモスル奪還作戦が最終局面に入っています。市街地での戦闘となるだけに一般住民の被害も出やすく、イラク軍の進軍ペースは鈍っています。


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(写真:AFP/TTXVN)

イラク軍の報道官は11日の記者会見で「ISの支配地域はイラク全土の6.8%にまで縮小した」と指摘しました。イラク軍は1月にチグリス川で東西に分断されたモスルの東を奪還しました。

現在は旧市街を含む西側に攻撃を続け、IS指導者のバグダディ容疑者が14年6月に「国家」樹立を宣言したモスクに近づいています。ISは市街戦で住民を危険に巻き込む作戦をとっており、米軍報道官は11日の会見で戦闘は「難しい状況が続いている」と語りました。

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