イラン、戦争終結へ米提案検討も協議の意図なし 独自の条件提示
(VOVWORLD) - イランのアラグチ外相は25日、トランプ米政権がイランに提示した交戦終結に向けた15項目の計画を検討しているとしながらも、イランには米国と協議する意図はないと語りました。
国営テレビを通じ、米国はさまざまな仲介者を通してメッセージを送ってきていますが、仲介者を介したメッセージの交換は米国との交渉が行われていることを意味するものではないと指摘しました。
また、イランが、米国とイスラエルとのいかなる停戦合意にもレバノンを含める必要があると仲介者に伝えていたことが分かりました。情報筋6人が明らかにしました。
イスラエルの内閣関係者3人は、ネタニヤフ首相の安全保障閣僚会議が米国の提案について説明を受けたと指摘しました。イランが保有する高濃縮ウランの除去、ウラン濃縮の停止、弾道ミサイル計画の縮小、地域の同盟勢力への資金援助停止などが盛り込まれているといいます。
ホワイトハウスは提案の詳細を明らかにすることを拒否し、攻撃をエスカレートさせる可能性を示唆しました。
レビット報道官は25日、イランが軍事的敗北を受け入れなければ、トランプ大統領は「これまで以上に厳しい」攻撃をイランに仕掛ける用意があると警告しました。
イスラエル国防当局の高官は、イランが条件に同意することには懐疑的であり、米国の交渉担当者が譲歩するのではないかと懸念していると述べました。また、別の関係筋によりますと、イスラエルはいかなる合意においても先制攻撃を行う選択肢を保持したいと考えています。
一方、イラン国営テレビ「プレスTV」は25日、イラン当局者の話として、イランは米国の戦争終結案を検討したものの、提示された条件は過度だと見なしていると報じました。
イラン当局者は、トランプ大統領に戦争終結のタイミングを指図されることはないとし、自らの条件が満たされ、自らが選ぶ時期でなければ戦争を終結させないとの立場を表明しました。戦争終結の第一条件は、攻撃と暗殺行為の停止との見解を示しているといいます。
また報道によりますと、ホルムズ海峡については、イランの主権を「自然かつ合法的な権利」として認めるよう要求しました。このほか、戦争再開を防ぐ仕組み、賠償金支払い、親イラン組織への攻撃終結を求めています。(ロイター)