イラン、米国政府との協議は考えられない

(VOVWORLD) -8日イランで行われた記者会見で、イラン外務省のバフラム・ガーセミー報道官は「アメリカが、広大文明を誇るイラン国民に、敬意を持ってではなく、脅迫的な調子で語りかける限り、イランにとってアメリカとの協議はいかなる分野であれ、考えられない」と語りました。
イラン、米国政府との協議は考えられない - ảnh 1 ガーセミー報道官=Financial Tribune/TTXVN 

ガーセミー報道官は、これまでで最も厳しい対イラン制裁を行使すると脅迫した一方で、イランとの包括的な合意の締結を望むとした、アメリカのトランプ大統領の発言に反応し、「イランは、その名誉ある歴史を通して、威嚇行為に対し決して自らの言動や考えを曲げないということを示してきた」と述べました。

また、「核合意からの離脱は、アメリカによる国際法への明白な違反や約束破りであり、アメリカは歴史上この上ない恥をさらすこととなった」とし、「イランの政府と国民は、自らの真剣さや賢明さ、能力をより所とし、アメリカのこれまでの歴代政権の制裁を無視し、不当で一歩的な要求に屈したことはない。また今後も屈することはない」と語りました。

さらに、同報道官は、「経済テロリストとしてのアメリカ政府は、自らの独立とテロとの戦い、地域の経済発展や安定と安全を硬く志しているイラン国民の決意を、決して揺るがすことはできない」と述べ、「トランプ大統領は、イランとの包括的な合意の締結などという楽観的な発言をするのではなく、他国や他国民に対する自らの一方的な捉え方と約束違反、圧力、制裁、脅迫といった行動を止めるのが得策である」としています。

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