(写真:AFP)
ウクライナとEU=ヨーロッパ連合の間で1日、自由貿易協定が発効し、ウクライナはEUとの関係強化を図る一方、ロシアはウクライナから農産物の輸入を禁止するなど、ロシアとウクライナの対立が深まっています。
ウクライナとEUは、おととし6月、自由貿易協定を締結し、1日、発効しました。これにより、ウクライナとEUの間の関税は今後、10年で段階的に撤廃されることになります。
ウクライナとしては、5億の人口を抱える巨大なEU市場に農産物などの輸出を拡大しマイナス成長が続く経済を立て直すとともに、EUとの関係強化を図りたい考えです。
一方、ロシアはEUの製品が関税がかからないままウクライナを経由して安い価格でロシア市場に流入するのを防ぐためだとして、旧ソビエト諸国の枠組みで続けてきたウクライナとの自由貿易を1日付けで一方的に停止しました。さらに、ロシアはEUに科している農産物の禁輸措置を1日からウクライナにも拡大しました。
ロシアとウクライナを巡っては、ロシアが30億ドル相当の債務の返済を迫っているのに対しウクライナは応じる姿勢を見せておらず、クリミアとウクライナ東部に続いて、経済問題を巡っても両国の対立が深まっています。