ウクライナのゼレンスキー大統領（写真：Reuters/TTXVN）

ゼレンスキー大統領はこの中で、ロシアの攻勢を受けている「極めて困難な」戦況を認めた上で、「新たにアメリカ・ホワイトハウスを率いるチームの政策によって、戦争はより早期に終結するだろう。これは彼らのやり方であり、アメリカ社会との約束でもあり、彼らにとって極めて重要なことだ」と述べました。

また、「ウクライナとしては、来年中に外交的手段で戦争を終結させるため、全力を尽くす必要がある」と強調しました。

さらにロシアの攻勢について、「ロシア軍は1日に2000人以上の兵士を失っており、これほど大きな代償を負いながら進軍を続けることは不可能だ」と述べ、ロシア軍の現状を厳しく批判しました。

2022年2月にロシアの侵攻により始まったこの戦争について、トランプ氏はこれまで、「自分が大統領だったなら起きなかったはずだ」と繰り返し主張してきました。今年7月には「私なら1日で終わらせることができる」と発言しています。

トランプ氏とバンス次期副大統領は選挙戦を通じ、アメリカがウクライナへの支援を続けることに強い疑念を示していました。

一方、主要7カ国（G7）首脳は16日に声明を発表し、ウクライナへの「揺るぎない支援」を確認するとともに、ロシアを「公正で恒久的な平和への唯一の障害」として非難しました。（CNN.co.jp）