ウクライナ戦争の和平交渉、今冬開始の可能性-ポーランド首相が示唆
(VOVWORLD) - ポーランドのトゥスク首相は10日、ウクライナでの戦争を巡る和平交渉が今冬にも始まる可能性があるとの見解を示しました。
ポーランドのトゥスク首相(写真:PAP/TTXVN) |
トゥスク首相は記者会見で、同日中にウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、その結果を12日にワルシャワを訪れるフランスのマクロン大統領に報告すると述べました。さらに、14日にはパリでアメリカのトランプ次期大統領とも会談する予定であることを明らかにしました。
ポーランドは2025年1月から半年間、輪番制のEU=欧州連合の議長国を務める予定です。週次の閣議の冒頭でトゥスク首相は、「ポーランドは議長国として、欧州の政治情勢に対する共同責任を負う」と述べました。また、同首相は議長国を務める期間中にウクライナでの戦争に関する交渉が進む可能性が高いとの見解を示しました。ただし、「まだ不確定な要素は多いが、和平交渉はこの冬に始まるかもしれない」と述べ、具体的な日程については明言を避けました。
ポーランド政府は、和平交渉の進展に向けて国際的な協力を強化し、地域の安定を目指す姿勢を改めて強調しました。(ブルームバーグ)