
エボラ出血熱は、世界の脅威であり、国際的な取り組みが必要だ(写真:AFP/TTXVN)
(NHK) アメリカのワシントンで、IMF=国際通貨基金と世界銀行の年次総会が開かれるのに合わせて、西アフリカで患者が増え続けているエボラ出血熱への対応策について協議する会合が9日、開かれ、国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長らも出席しました。
会合の冒頭、世界銀行のキム総裁は、エボラ出血熱の感染拡大を速やかに食い止められない場合、経済的な損失は来年末までに326億ドル(日本円にしておよそ3兆5000億円)に上る可能性があると指摘しました。そのうえで、キム総裁は、アメリカでもエボラ出血熱を発症した男性が死亡したことや、スペインでも患者の治療に関わった看護助手が感染したことに触れ、「さらに多くの国で感染が広がるおそれがある」と述べて、強い危機感を示し、支援を急ぐ必要があると強調しました。
また、ギニアのコンデ大統領も「エボラ出血熱は、世界の脅威であり、国際的な取り組みが必要だ。まだ多くの課題が残っており、国際社会の支援が頼りだ」と訴え、医薬品の提供や医療従事者の訓練などのため、一層の財政支援を呼びかけました。