オーストリア国立図書館、ベトナムの領有権に関する史料を保存
先ごろ、オーストリア外交学院で、オーストリア・ベトナム友好協会はウィーン大学のアフレド・ゲルストル博士と協力して、ベトナム東部海域いわゆる南シナ海に関するシンポジウムを開催しました。
シンポの様子(写真:Baotintuc)
席上、ゲルストル博士は報告を行い、ベトナムの排他的経済水域と大陸棚に石油リグ981を設置した中国の1982年国連海洋法条約の違反、中国や、ベトナム、フィリピンの当事者、及び、アメリカ、日本、インド、ロシアの関係者の動き、海上紛争解決におけるASEANの役割、海上紛争に対するTPP環太平洋経済連携協定の影響などについて分析しました。
ゲルストル博士によりますと、ベトナムの領有権の主張は、1982年国連海洋法条約によるものだけでなく、1460年から1497年までのレー・タィン・トン(Le Thanh Tong)王時代から存在してきた根拠によるものでもあります。現在もオーストリア国立図書館ではホアンサ群島がベトナム領であることを証明する史料が保存されているということです。
また、ゲルストル博士は中国が一方的に発行したベトナム東部海域のほぼ全域を中国領にするいわゆる「九段線」にふれ、「これは法的根拠がない」と指摘しています。