カナダ首相が中国を訪問、約10年に及ぶ緊張関係の修復を模索
(VOVWORLD) - カナダのマーク・カーニー首相は14日夜、中国の首都・北京に到着し、約10年にわたる緊張関係を経て二国間関係の修復を図るため、4日間の公式訪問を開始しました。
2026年1月14日、中国・北京の首都国際空港に到着し、花束を受け取るカナダのマーク・カーニー首相(写真:REUTERS/Carlos Osorio) |
今回の訪問は、2017年以来となるカナダ首脳の中国訪問であり、カナダがアメリカへの経済的依存を低減しようとする中で実現したものです。滞在中、カーニー首相は中国の習近平国家主席および李強首相と会談する予定で、貿易や経済関係が主要な議題となる見通しです。
カナダのアニータ・アナンド外相は、サプライチェーンおよび貿易相手の多角化がカナダの優先課題であり、世界有数の経済大国であり、カナダにとって第2の貿易相手国である中国は、対話が不可欠な国だと強調しました。
カナダと中国の関係は、この約10年間で幾度も波乱を経験してきました。とりわけ2018年、アメリカの要請を受けてカナダがバンクーバーで中国通信機器大手ファーウェイの最高財務責任者(CFO)、孟晩舟氏を拘束したことを契機に関係は急速に悪化しました。
現在もカナダは中国製電気自動車に100%、鉄鋼・アルミニウムに25%の関税を課しており、中国側はこれに対抗して、特に菜種(キャノーラ)を中心とするカナダ産農産物に高関税を課しています。
さらに、カナダは機微な技術分野における中国からの投資規制を緩和する兆しを見せていません。